そもそも退職金とは?
退職金とは、われわれは会社を退職する時には発生するものだと思いがちです。しかし、実は退職金制度というのは、海外では珍しく日本独特のものなのです。
そして、退職金とは法律的に義務付けられている制度ではなく、あくまでも任意の制度なのです。ただ、任意の制度というと、経営者の方は「払わなくてもよくて、助かった」と思うかもしれませんが、そんな単純なものでもありません。
つまり、退職金制度は任意の制度ではあるものの、いったん制度化されると、話は別で会社は退職金を支払う義務がありますし、労働者は退職金をもらう権利があります。
ですから、既に就業規則等で退職金に関する取り決めがありましたら、その取り決めに基づいて退職金が発生します。まず退職金についてはこの点を押さえておいてください。
就業規則を見て退職金制度を確認する
それでは、実際にお勤めの会社の退職金制度を把握するために、就業規則を確認してみましょう。また、経営者の方にも、自社の退職金制度をはっきりと把握していない方もいらっしゃるようなので、この機会に確認しておきましょう。
退職金の規定については、就業規則等に規定されているのですが、会社によってはこの就業規則が簡単に見れない場合意があるようです。
そもそも就業規則は、労働者に周知させるものと法律で規定されているのですが、きちんと就業規則を周知されていない会社はあるようです。
就業規則が周知されていない場合も、会社に要求して就業規則を確認するようにしましょう。また、会社によっては、就業規則の他に退職金規定なるものがある場合があります。その場合は、この退職金規定を確認しなければなりません。
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